東京都庭園美術館は、1933年に皇族朝香宮の邸宅として建築された建物を継承し、
1983年より美術館本館として活用することで一般公開されています。
本館(旧朝香宮邸)は、建設当時ヨーロッパを中心に隆盛であった
アール・デコ様式で統一されており、
良好な保存状態で現存する稀有な建築物として、
2015年には国の重要文化財に指定されました。
アール・デコの感動をスーベニアに
「ニッポンのアール・デコ」はスーベニアデザイナーである
竹内真太郎によるプロジェクトです。
2014年、革製品によるスーベニアの可能性を模索していた中で、
3年間の改修を終えた庭園美術館を訪れ、
アール・デコ様式の美しい建築に感銘を受けたことをきっかけに
革とアール・デコによる異色のスーベニア開発がはじまりました。
「感動を持ち帰る」
これはスーベニアデザイナーとして竹内が常に大切にしている言葉です。
スーベニアとはその場で感じた感動を様々な日用プロダクトに落とし込み、
生活のふとした瞬間に当時の感動を蘇らせるものなのです。
一口にアール・デコ様式といっても庭園美術館には
様々な意匠が所狭しと散りばめられています。
本プロジェクトではそれらをコレクションとして捉え、
美しい意匠をバッグ、靴、財布など
様々なプロダクトに落とし込みました。
ぜひ庭園美術館の感動を生活の中でもお楽しみください。